溺れるほどの愛を君に

さすがの男の人たちも怖気付いてしまったのか、すぐに走って消えてしまった。



「ひまり、迎えに来るのが遅くなってごめん⋯⋯俺がもっと早くに合流してればあんなゴミクズたちに絡まれることはなかったのに⋯⋯」

「あの、さすがにそんなにひどく言わなくても⋯⋯」

「いーや、ひまりに手出してたんだし、あそこまで言わなくちゃだめだね」

「あたしも賛成です! ⋯⋯というより、会長が思ったよりもすぐに来てくれて助かったわ⋯⋯。ずっと携帯でも見てたんですか?」

「そうだね。ひまりと早く合流したすぎてずっと待っていたよ」
 


どうやら私が話しかけられたときから星良ちゃんが楓先輩に連絡していたようで、あんなにすぐ助けに来てくれたらしい。
 
それよりも、私は星良ちゃんと楓先輩が連絡先を交換していたことのほうが驚きだなっ⋯⋯あはは。



「あっ、あたし用事ができちゃったなー。ひまりと一緒にいたかったけど、これは無理そうだなー⋯⋯ってことで、ひまり! 会長とめいっぱい楽しんできなさい!」

(※めちゃくちゃ棒読み)

「えっ、えぇ⋯⋯?」
 


そんな捨てゼリフを残して星良ちゃんはすぐに来た道を帰ってしまった。