溺れるほどの愛を君に

って、わあっ……!

改めてお隣さんの顔を見ると、芸能人と言われても頷けるほど顔が整っていた。



「…………鈴代、か」

「? どうかされました?」

「いや、独り言なので大丈夫です。俺は瀬戸といいます。こちらこそ、よろしく」



瀬戸さん、かあ。

なんだろう、初めて会ったような感覚じゃないんだよね……。

……って、そんなことないか。私は今日初めてこの街に来たんだし、瀬戸さんとも初めて会ったんだから。



「夜分に失礼しました!」



そう言ってから私は自分の家に戻った。

んー……!

リビングにあるソファに座って伸びをした。