溺れるほどの愛を君に

「えっと⋯⋯よろしくお願いしますっ」
 


またしても星良ちゃんの圧に負けてしまい、もうここは星良ちゃんの判断に任せることにした。

☆     ☆     ☆

「⋯⋯これで、完成っと⋯⋯ひまり、目開けていいわよ」

「んっ⋯⋯わあっ! これが、私⋯⋯?」

「ふふ〜。ひまりは素顔がいいからね。メイクなんかしなくても十分かわいいけど、ちょっとだけして大人っぽくしてみたの。⋯⋯どうかしら?」

「なんだか、私が私じゃないみたい⋯⋯星良ちゃん、ありがとうっ」

「どういたしまして」
 


いつもただ下ろしている髪型とは違って、耳の下らへんでまとめているお団子ヘア。
 
さらに編み込みのアレンジまでされていて、顔まわりにはほんのりとピンク色のチークが乗っている。
 
いつもは低身長ぶりが目立ってしまって子供っぽい感じになってしまうけど、今日はなんだか大人っぽく見えた。



「あたし、昔読者モデルをやっていたんだけど、そのときにヘアメイクさんと仲良くなってやり方を教えてもらったのよね。さすがにプロと比べられちゃ下手な方だけど⋯⋯お気に召したようなら何よりね」
 


あっ、やっぱりモデルさんをやっていたんだ⋯⋯!