溺れるほどの愛を君に

ついに、夏祭り当日。
 
事前にお母さんたちに連絡はしたんだけど、今年の夏祭りは予定があって行けそうにないらしい。
 
その代わり、ちゃんとお盆は休みを取って私と過ごすことにしたみたい。
 
ひいろたちに会えないのは少しさみしいけど、今日はとことん楽しもうっ⋯⋯!

___ピンポーン。

あっ、星良ちゃんかな⋯⋯?
 
ドアを開けてみると、予想通りそこには星良ちゃんが立っていた。
 
いつもゆるく巻いていそうな髪の毛が今日はまっすぐになっている。
 
ストレートパーマでもかけたのかな⋯⋯? いつもと違う星良ちゃんもかわいいっ。



「星良ちゃん、いらっしゃいっ」

「お邪魔します。ひまり、浴衣は持ってる?」

「うん。この間お母さんに夏祭りに行くことを伝えたら届けてくれたの! かわいすぎて私にはもったいないけどね⋯⋯」
 


お母さんが持ってきてくれたのは、百合の模様がある白色と水色を基調とした上品な浴衣。
 
浴衣を着る機会が少なくて、最後に着た浴衣のサイズが合っているか不安だったんだけど、新しく買ってくれたらしい。
 
お母さんには感謝してもしきれないや⋯⋯。



「かわいいっ⋯⋯! ひまり、とびっきりかわいく仕上げてあげるからこの星良様にまかせなさい!」