溺れるほどの愛を君に

毎日自分で全部家事をこなさなくちゃいけないし、学校の勉強だってあるけど、一日がとても充実しているように感じていた。



「今日は何する?」

「あっ、そうだ!」
 


今日は特に何をするかを決めていなかったから、とりあえずお家に招待したというような感じ。
 
星良ちゃんに尋ねると、カバンの中をゴソゴソと漁って、一枚の紙を出した。



「夏祭り⋯⋯?」


 
そこの紙に大きく書いてあった文字を読むと、星良ちゃんはにこっと微笑んで「ええ」と言った。



「明後日にね、近くの町でお祭りがあるの。ここから歩くと少し遠くなっちゃうけど⋯⋯どうかなって思って」
 


お祭りっ⋯⋯!
 
そういえば、地元の夏祭りもそろそろだったなあ⋯⋯⋯⋯ん?
 
紙をよーく見つめて、その開催場所を確認して、私はつい驚いて声が出てしまった。



「えぇっ!?」

「どうしたの、ひまり?」

「ここ⋯⋯私の地元だよ!」
 


そう。ちょうどそのお祭りが開催される町というのが、私がここに来る前に住んでいた実家があるところだったのだ。
 
こんな偶然、あるんだ⋯⋯!