溺れるほどの愛を君に

「⋯⋯え、本当にひまりはここで暮らしているの?」

「あはは⋯⋯私も最初は驚いちゃったよ」
 


今日は、星良ちゃんが私の家に遊びに来る日。
 
私服姿の星良ちゃん、初めて見たけど⋯⋯やっぱり星良ちゃんスタイルいいなあ⋯⋯。
 
星良ちゃんはフリルのついたオフショルダーブラウスに、デニムのショートパンツを着こなしていて、肌の綺麗さと脚の長さがよく目立つ格好だった。
 
私はどちらかというとズボンよりもスカートやワンピース派だから、今日も青色を基調としたセーラーワンピースを着ている。
 
細身で身長が高い星良ちゃんと並ぶと、私の低身長ぶりがよく見えてしまう。
 
星良ちゃんはそれくらいスタイルがいいから、本当に自慢の親友だ。



「というより⋯⋯」
 


私の部屋に向かうためにエレベーターに乗っていると、星良ちゃんがつぶやいた。
 
エレベーターには私たち二人以外に人はいなかったから、割と普通の声量だ。



「ひまりかわいすぎない!? 制服姿でもかわいくて天使と並べるほどかわいかったのに、私服姿がかわいくないわけがないわよね。でも、それでもかわいすぎるわ⋯⋯。最初事務所に連れて行こうかと思ったけど、こんな純粋無垢な天使を芸能界に連れて行ったら男子たちに絡まれて大変なことになるもの⋯⋯連れて行かなくて正解だったわ⋯⋯」