溺れるほどの愛を君に

「なんで私なんですか⋯⋯?」

「⋯⋯っ、ま、まあ⋯⋯いつも食事とかで世話になってるし、お礼も兼ねてってことで」

「あっ、そういうことでしたか⋯⋯!」
 


それなら納得だっ!
 
鼻歌を口ずさみながら納得しているひまりに対して、赤く染まった顔と耳を手で隠すようにしている楓は、またまたぼそっとつぶやいた。



「言わせんな、バカ⋯⋯」
 


もちろん、超小声で言ったため、その声がひまりの耳に届くことはなかったとさ。

「楽しみですねっ」
 


星良ちゃんをお家に招待して、実家に帰ったらひいろたちと会って、先輩とはお出かけ。
 
高校生になってから初めての夏休み、楽しみな予感しかしないっ⋯⋯!