溺れるほどの愛を君に

でも、流石に一人暮らしをしていると毎日朝ごはんを食べないと倒れちゃいそうだから、寝坊をしても必ず三食食べるようにしているんだ。
 
健康体が一番だしね。



「……本当にひまりって俺よりも年下なの?」

「え⋯⋯? 当たり前じゃないですか! 私が一年生で、先輩が二年生ですよ?」

「それはわかってるけど⋯⋯なんていうか、精神面が大人びているというか」
 


えへへ⋯⋯なんだか照れちゃうな。

今まで人からは妹っぽいって言われていたから、大人びているなんて、初めて言われた気がする。
 
でも、先輩のほうが私よりもよっぽどしっかりしていて大人びていると思う。
 
そうじゃなきゃ、きっと生徒会長に選ばれていないよね。



「完成したので、一緒に食べましょう?」

「そうだね。いただきます」

「いただきます!」
 


昨日もそうだったけど、やっぱり一人で食事をするよりも、誰かと一緒に食事をしたほうが格段に美味しく感じる。
 
一人だとさみしいからかな⋯⋯。



「ご馳走様でした」

「量、足りました⋯⋯?」

「うん。ひまりの料理美味しすぎてすぐに食べれた」

「ふふっ、ありがとうございます」
 


先輩はお世辞を言うのが上手だなあ。
 
私と先輩は食器を洗ってから一緒に家を出た。
 
⋯⋯あ、そういえば。



「先輩、今日からも一緒に過ごしますか? お家、入れないですよね⋯⋯?」
 


昨日先輩は鍵を失くしたと言っていたから、今日も先輩の家には入れないと思う。