溺れるほどの愛を君に

「はい終わり」

「あっ、ありがとうございました⋯⋯!」



 すごい、とってもツヤツヤサラサラだっ⋯⋯!

 先輩、美容師さんじゃないはずなのに、なんでこんなに綺麗に髪の毛を乾かすことができるんだろう⋯⋯今度コツを聞いてみようかな?



「遅いし、もう寝る?」



 時計を見ると、時刻はすでに十時を過ぎていた。

 明日は休日でも祝日でもない普通の平日だから、できるだけ早い時間に起きていたほうがいいかな⋯⋯。

 そう判断した私は、もうベッドに入ることにした。




「じゃあ、そうさせてもらいます。先輩、私ソファで寝るのでベッド使ってください!」



 私よりも先輩のほうが体が大きいし、何より客人だ。
 私はソファで寝ても特に問題はないし、ベッドじゃないと寝ることができない、ということもない。



「何度言わせんの。俺は別に床でもいいからさ。⋯⋯それ以上言ったら強制的にベッド連行な」

「えっ!?」