溺れるほどの愛を君に

「ひーまりっ! おはよう!」

「わっ……星良ちゃん! おはようっ」



高校生になってから、はや三ヶ月。四月から始まった新しい学校生活にも慣れてきた。

星良ちゃんは相変わらず私と仲良くしてくれて、嬉しい限りだ。

それに、星良ちゃん以外の新しい友達もたくさんできた。

お母さんやお父さんたちとは定期的に連絡を取っていて、ふたりとも私に友達ができたことを知って安心した様子だった。

あ、もちろん、お母さんやお父さんだけじゃなくてひいろとも連絡を取っているんだけど……ひいろったら、私から連絡をすると大体返信がぶっきらぼうになっちゃうから、少し心配してるんだよね……。

本当は優しい子だから、ひいろの周りの子にもそれが伝わればいいな……って、姉バカだよね……あはは。

お母さんに聞いても特になんの変化もないって言っていたから大丈夫だとは思うけど。



「次、どこの教室だったっけ……?」

「ああ、次は化学教室らしいわよ。先生が言ってたわ」

「ほんと? ありがとうっ」



次の授業の教室に移動するため、教科書諸々を持って化学教室に向かい始めた。