溺れるほどの愛を君に

な、なんだか嵐みたいな先生だったな……あはは。

そうして、手元にあるさっき渡してもらった原稿用紙を見つめる。

えっと、ここにある原稿用紙は三枚だから……大体千二百文字くらい書けばいいんだよね?

それくらいならすぐに書けそうっ。

☆     ☆     ☆

「ふう……っ」



十分くらいの時間が経って、私は一度伸びをした。

ずっと座ったままで文章を考えていたものだから、腰が疲れたなあ……っ。

話の内容を考えることが大変だったけど、教室の窓際の席でゆっくりと考えられるその時間も、とてと素敵なものだと感じた。



「……あら? 鈴代さん、もうできたの……?」

「あ、先生!」



ちょうど書き終わったタイミングで、さっきの先生がもう一度やってきた。