失恋した私を拾ったのは、大型犬男子な幼馴染でした!

シンクには水滴がまだ残っていて、使われたばかりの気配があった。

食器は几帳面に並べられている。

朝の光はまだ薄く、白いというより少しぼやけた色で部屋の角を曖昧にしていた。

その背中がゆっくりと振り返り、私に気づく。

昨日と同じ服のまま、変わらない顔でこちらを見る。

「起こしちゃった?」

「ううん。いつもの癖で、この時間に目が覚めちゃうの」