失恋した私を拾ったのは、大型犬男子な幼馴染でした

陸斗だって居候の身だ。

気にしていないように見えても、無理をしている部分はあるのかもしれない。

だから、私にできることはしてあげたい。

その気持ちは、きっと昔から変わっていない。

小さかった陸斗の手を引いていた頃も。

転ばないように気に掛けていた頃も。

守ってあげたいと思っていた。

そして――

すっかり大人になった今も。

その気持ちだけは、変わっていないのかもしれなかった。