失恋した私を拾ったのは、大型犬男子な幼馴染でした!

それなのに、陸斗は当たり前みたいな顔で全部持っている。

自然と、その腕に目がいってしまった。

買い物袋を提げる腕は、昔よりずっと逞しい。

「私も持つよ」

そう言って手を伸ばす。

「大丈夫」

返ってきたのは短い一言だった。

その声には無理をしている様子なんてなくて、余計に悔しくなる。

小さい頃は、私の方が強かったのに。