大型犬男子は、今日も私を甘やかす【完】

負けてしまった私は、がっくりと肩を落とす。

その時だった。

視界の端に、挽き肉のパックが差し出される。

驚いて顔を上げると、そこには陸斗が立っていた。

「……取れたの?」

思わず、そんな間抜けな声が漏れる。

「取れた」

陸斗は当たり前みたいな顔で答えた。

まるで激安スーパーの戦場に慣れているみたいで、少しだけ悔しい。