失恋した私を拾ったのは、大型犬男子な幼馴染でした!

そのとき、インターホンが鳴った。

空気がざわつく。

母が玄関へ向かい、挨拶の声が聞こえる。

声が近づいてくる。

そして――

リビングの扉が開いた。

そこに立っていたのは、知っているはずの幼馴染だった。

──はずなのに。

髪はいつの間にか明るい金色になっていて、

昔とは違う空気をまとっていた。

背は高く、肩幅もある。

落ち着いた目で、こちらを見ている。

昔の面影はあるのに、知らない人みたいだった。