失恋した私を拾ったのは、大型犬男子な幼馴染でした!

陸斗が向かったのは、 シンプルなデザインの服が多い店だった。
「俺、服あんま持ってなくて。 選んでもらえる?」
「え! 服なんて自分で選んだらいいんじゃない?」
だって、私は今の陸斗の服の好みなんて知らない。
──ああ。
そういえば、 昔の陸斗は女の子の格好をしていたっけ。
今思えば、 陸斗のお母さんは女の子が欲しかったのかもしれない。
フリルのついた服を着せられて、 嫌そうな顔をしていたことがある。