最強の王子は花売り娘に恋をする

フレデリックは叔父に相談をしてからジュリエッタに王妃になってくれるかフレデリックの第一王子という立場を理解してもらえるか話をしなければと思っていた。

隣国のジュリエッタの両親の実家の調査をしていたものがやっと帰って来て両親の実家がわかったと言ってきた。

母親の実家はガレリア伯爵家で父親の実家はオッパンデロア男爵家だという事だった。

オッパンデロアという名前は珍しくそちらはすぐにわかったが、ガレリアの方がなかなかわからず結局オッパンデロア男爵家の3男がガレリア伯爵家の長女と駆け落ちしたと言う事からわかったらしい。

母親の実家が伯爵家という事で男爵家の3男の父親との結婚は認められなかったのだろう。

だから二人は手に手を取ってこの国に逃げてきたのだ。

でもフレデリックは安心した。

これでジュリエッタの説得ができれば婚約は調うかもしれない。

フレデリックはすぐにジュリエッタに会いに行った。

今日は中央市場の休みの日なので夕方に行くと言っていたが午後一番で出かけて行った。

ジュリエッタが家に居るのは確認済だ。

フレデリックは密かに護衛を置いていたのだ。

隣家の若夫婦は女騎士とその夫で家を提供するという事で護衛をしてもらっている。

他にも2人ほど交代でジュリエッタにわからないように配置している。

ジュリエッタは随分早くやってきたフレデリックに驚いたが、話があると言うとリビングに上げてくれて紅茶を入れてくれた。

フレデリックはソファーに座るジュリエッタの前に跪いて手を取って

「ジュリ、心から愛している。だから結婚して欲しい」

と直球のプロポーズをした。

ジュリエッタは暫く動かなかった。

「フレデイと結婚するってことは将来の王妃様になるって事?」

「うん、そうなる。僕も色々考えたんだ、叔父にも相談したけれど僕が平民になったり継承権を放棄して公爵や伯爵になる事も難しいと言われたんだ。できればジュリには花屋を続けさせてやりたいけど、僕と結婚するとなるとそれもできなくなる」