最強の王子は花売り娘に恋をする

シュバイツァー王国の第一王子の最強の魔法も周辺諸国に知れわたり、安易にシュバイツァー王国に戦争を仕掛ける国はないだろうと思われた。

それも国王がフレデリック王子を最高司令官に任命した思惑の一つだった。

フレデリック王子の魔力と統率力を近隣諸国に知らしめて無駄な争いを無くしたかったのだ。

シュバイツァー王国軍の騎士団は青騎士、白騎士、赤騎士と呼ばれる3つの騎士団で構成されている。

青騎士は今回の戦争で最前列に配置されフレデリック王子を先頭に戦った魔法騎士団だ。

白騎士は癒しの魔法が使えるものとその騎士を守る少し魔法が使える騎士達、赤騎士は剣術に秀でた騎士達で普段は王都の治安を守っている。

その戦いの後フレデリックは若干18歳で青騎士の副騎士団長に任命された。

幹部はほとんど年上だったのだが誰も文句を言うものはなかった。

全騎士団の総長を務める王弟つまり叔父のレオン・ハルト公爵の補佐にもつくようになった。

レオン総長も今回の戦争には同行していた。一番後ろでフレデリックを見守っていたのだ。

レオンもまた多くの魔力を持ち剣技にも優れた魔法騎士だ。

フレデリックは叔父が大好きだ。

いつもはいかめしい顔をして眉間にしわを寄せているが、フレデリックといる時はいつも優しくて子供のころからよく遊んでもらったので気安い関係だ。

齢は15歳ほど離れているがフレデリックのよき理解者だ。

父王の一番下の弟なのだ。

剣を教えてくれたのも叔父だ。