最強の王子は花売り娘に恋をする

でもフレデリックが8歳になった時に、国王と本当の意味での夫婦となった。

すぐに第二王子のケンデイラ・バラク・シュバイツァーが授かった。

その3年後にはシュシュとステラの双子の女の子が授かった。

アメリアはフレデリックをいつも第一王子として尊重しケンデイラには兄王子の補佐をしっかりできるように勉強も剣術も頑張るようにと言い聞かせてきた。

フレデリックはアメリアを実の母のように慕ってくれる。

亡き前王妃は最後の息で”フレデイをどうぞお願い“と言ってアメリアの手をぐっと握って息絶えたのだった。

国王は王妃の死に目には間に合わなかった。

国王は深く前王妃を愛していた。

とても仲の良い夫婦だったのだ。

でも喪が明けると、フレデリックの為にアメリアとの再婚を発表したのだった。

そこには愛はなかったけれど、アメリアのフレデリックに対する献身と王妃として公務に頑張るアメリアを身近に感じて、国王も心を開いて少しづつ王妃としてアメリアを受け入れてくれたのだ。

今では確実に二人の間には夫婦としての愛情が通うのを感じている。

2男2女をもうけ賢王ヨハネス王の次代は最強の王子と彼を助ける第二王子の存在で安泰だと言われている。

家族は皆末の双子の娘を可愛がっている。

いつも二人が家族に暖かな気持ちを与えてくれるのだ。

フレデリックがくれた花束を見てアメリアは

“王妃様見ていらっしゃいますか?フレデリック殿下は強く優しい王子に育ちました。この国の次代は安泰だと皆が申しています。今日はこんなきれいな花束を私に贈ってくれました。明日王妃様のお墓に半分お持ちしますね。殿下の贈ってくれた花束ですから半分こしましょうね”

そう言って窓の外の暮れなずむ空を見上げた。