狐面の君と、神隠しの夏

―あれから数日。

刻々とテストの日は近づいてくるのに…やる気は一向に起きない。



…。


「散歩でも行こう。」


もうすぐ6時半だっていうのにまだ明るい。

でもこの時間は日が沈む時間だから早く帰ってこよー。



―「ん~!」


田舎だから逆に人がいなくて散歩は心地いい。


「さてと、もうすぐ7時かなぁ。」


日は十分に沈みかけている。

そろそろ帰ろう。



…あれ。


「また、狐の嫁入り?」


日は沈みかけだっていうこの時間にまた、雨がパラパラと降ってきた。

そして、また。


狐一行の灯りが…。