君が希望をくれたから。

「え…」

女の子たちも呆然としていた。

当たり前だよね。

上山さんは人気者なんだから。

クールで、かっこよくて…、わたしとは正反対の人。

すごく、憧れていたんだ。

「最初に始めたのはあんたでしょ!!」

「いや、らいあでしょ!!」

「桜だってそうじゃん!」

言い合いが始まっちゃった…。

ど、どうしよう、わたしのせいで…。

わたしがいなくなればこんなことにならなかったのに。

「…大丈夫か?雨宮」

「は、はいっ…」

び、びっくりした…。

まさか、上山くんに話しかけられるなんて。

「……俺が、晴れにしてやるよ」
えっ?

は、晴れ?

なんて言ったの?き、聞こえなかった…っ。

晴れとかなんとか…?

「は、はい?」

上を向くともう彼はいなくなっていた。