「美李愛ちゃん! どうしたの、そんなに泣いて……っ!」
アジトの廊下で激しく泣き崩れる私を、蓮くんが目を見開いて抱きとめた。
私の異変を察知し、碧先輩、そして律先輩がただ事ではない表情で集まってくる。
「真李愛が……寝室に……。流星くんが、真李愛を……っ」
私が息を詰まらせながら事実を告げた瞬間、三人の目にこれまでにない凄まじい極寒の殺気が宿った。
「馬鹿な。流星が美李愛以外の女に指一本触れるはずがない。……何かがおかしい」
碧先輩が冷酷に据わった目で即座に刀に手をかける。
「……なるほど。そういうことですか」
律先輩がメガネの奥の目を氷のように光らせ、タブレットの分析データを叩きつけた。
「真李愛が海外の闇ルートから仕入れた禁断の薬――『精神隷属薬・アマラントス』。飲まされた者は、最初に視界に入った女を狂信的に愛し、その女の命令にしか従わなくなるという最悪の魔薬です。流星は会合の帰りに、罠に嵌められたんですよ」
「なんだって!? じゃあ、流星先輩のあの態度は薬のせいかよ! 許せねぇ……、美李愛ちゃんを泣かせる奴は、実の妹だろうが肉片一つ残さずぶっ潰してやる!!」
蓮くんが怒りで髪を逆立て、愛用の武器をガシャァンと構えた。
「美李愛さん、自信を失くす必要は一ミリもありません。流星の心は、今もあなただけのものです。……さぁ、お仕置きの時間です。我がチームの本当の恐怖を、あの哀れなネズミに教えてあげましょう」
律先輩のゾッとするような危険な色気を孕んだ微笑みとともに、最強の騎士たちが、囚われた主領(パパ)と、泣かされたお姫様(ママ)のために、本物の地獄の蓋を開けようとしていた――!
アジトの廊下で激しく泣き崩れる私を、蓮くんが目を見開いて抱きとめた。
私の異変を察知し、碧先輩、そして律先輩がただ事ではない表情で集まってくる。
「真李愛が……寝室に……。流星くんが、真李愛を……っ」
私が息を詰まらせながら事実を告げた瞬間、三人の目にこれまでにない凄まじい極寒の殺気が宿った。
「馬鹿な。流星が美李愛以外の女に指一本触れるはずがない。……何かがおかしい」
碧先輩が冷酷に据わった目で即座に刀に手をかける。
「……なるほど。そういうことですか」
律先輩がメガネの奥の目を氷のように光らせ、タブレットの分析データを叩きつけた。
「真李愛が海外の闇ルートから仕入れた禁断の薬――『精神隷属薬・アマラントス』。飲まされた者は、最初に視界に入った女を狂信的に愛し、その女の命令にしか従わなくなるという最悪の魔薬です。流星は会合の帰りに、罠に嵌められたんですよ」
「なんだって!? じゃあ、流星先輩のあの態度は薬のせいかよ! 許せねぇ……、美李愛ちゃんを泣かせる奴は、実の妹だろうが肉片一つ残さずぶっ潰してやる!!」
蓮くんが怒りで髪を逆立て、愛用の武器をガシャァンと構えた。
「美李愛さん、自信を失くす必要は一ミリもありません。流星の心は、今もあなただけのものです。……さぁ、お仕置きの時間です。我がチームの本当の恐怖を、あの哀れなネズミに教えてあげましょう」
律先輩のゾッとするような危険な色気を孕んだ微笑みとともに、最強の騎士たちが、囚われた主領(パパ)と、泣かされたお姫様(ママ)のために、本物の地獄の蓋を開けようとしていた――!



