「美李愛さん、ウエディングドレスのカタログと、僕が厳選した式場のリストです。どれを選んでも、我がグループの総力を挙げて世界一の結婚式にしますよ」
アジトのリビングで、律先輩が分厚い最高級のカタログを私の前に広げてくれた。メガネの奥の瞳は、まるで完璧なプロジェクトを遂行する天才そのもの。
「わあ……! どれも凄く綺麗……!」
「どれどれ? え、美李愛ちゃん、この背中が大胆に開いて、胸が見えそうで見えないマーメイドラインのドレスとか絶対似合うって! 俺が最高に綺麗な写真を撮ってあげるよ!」
蓮くんが横から身を乗り出して、楽しそうにページをめくる。
その瞬間、ガシャァン!と、リビングのドアが激しく開いた。
現れたのは、仕事を終えて戻ってきた流星先輩。蓮くんの言葉を聞き逃さなかった彼の目は、完全に「鬼」のそれだった。
「蓮……。お前、今なんて言った? 美李愛の背中が開いて、胸が見えそうで見えないドレスだと?」
「あ、流星先輩。お帰りなさーい」
「ふざけんじゃねぇ! 美李愛の肌を、他の男に見せるわけねぇだろ! 式の参列者だろうが、1ミリも露出は許さねぇ!」
流星先輩は猛烈な勢いで私に近づくと、蓮くんを押しのけて私の隣にドカッと座り、私を腕の中に閉じ込めた。
「ドレスは首元まで完全に隠れるクラシカルなやつだ。碧、律、蓮、お前らも式当日は美李愛を直視するな。ずっと目を瞑ってろ」
「流星、それは無理な相談だ。美李愛の晴れ姿を、俺たちが身内として見届けないわけがない」
碧先輩がコーヒーを飲みながら呆れたように言うと、流星先輩はさらに私の肩を強く抱きすくめる。
「美李愛は俺だけのものだ。ウエディングドレス姿なんて、俺以外の奴に見せたくねぇ……」
耳元で、子供みたいに本気でヤキモチを焼いて拗ねる流星先輩。
「流星くん、みんな私の大切な家族です。見てもらいたいです……」
私が上目遣いでそっと胸元に手を添えると、流星先輩はぐっと言葉を詰まらせ、耳まで真っ赤にして俯いた。
「……お前がそう言うなら、3秒だけ許す。それ以上見たら全員ぶっ潰す」
過保護で、独占欲が全開な流星先輩。
でも、それだけ私のことを愛してくれているのが伝わって、胸の奥がじんわりと甘い幸せで満たされていくのだった。
アジトのリビングで、律先輩が分厚い最高級のカタログを私の前に広げてくれた。メガネの奥の瞳は、まるで完璧なプロジェクトを遂行する天才そのもの。
「わあ……! どれも凄く綺麗……!」
「どれどれ? え、美李愛ちゃん、この背中が大胆に開いて、胸が見えそうで見えないマーメイドラインのドレスとか絶対似合うって! 俺が最高に綺麗な写真を撮ってあげるよ!」
蓮くんが横から身を乗り出して、楽しそうにページをめくる。
その瞬間、ガシャァン!と、リビングのドアが激しく開いた。
現れたのは、仕事を終えて戻ってきた流星先輩。蓮くんの言葉を聞き逃さなかった彼の目は、完全に「鬼」のそれだった。
「蓮……。お前、今なんて言った? 美李愛の背中が開いて、胸が見えそうで見えないドレスだと?」
「あ、流星先輩。お帰りなさーい」
「ふざけんじゃねぇ! 美李愛の肌を、他の男に見せるわけねぇだろ! 式の参列者だろうが、1ミリも露出は許さねぇ!」
流星先輩は猛烈な勢いで私に近づくと、蓮くんを押しのけて私の隣にドカッと座り、私を腕の中に閉じ込めた。
「ドレスは首元まで完全に隠れるクラシカルなやつだ。碧、律、蓮、お前らも式当日は美李愛を直視するな。ずっと目を瞑ってろ」
「流星、それは無理な相談だ。美李愛の晴れ姿を、俺たちが身内として見届けないわけがない」
碧先輩がコーヒーを飲みながら呆れたように言うと、流星先輩はさらに私の肩を強く抱きすくめる。
「美李愛は俺だけのものだ。ウエディングドレス姿なんて、俺以外の奴に見せたくねぇ……」
耳元で、子供みたいに本気でヤキモチを焼いて拗ねる流星先輩。
「流星くん、みんな私の大切な家族です。見てもらいたいです……」
私が上目遣いでそっと胸元に手を添えると、流星先輩はぐっと言葉を詰まらせ、耳まで真っ赤にして俯いた。
「……お前がそう言うなら、3秒だけ許す。それ以上見たら全員ぶっ潰す」
過保護で、独占欲が全開な流星先輩。
でも、それだけ私のことを愛してくれているのが伝わって、胸の奥がじんわりと甘い幸せで満たされていくのだった。



