四つ葉の栞

最後まで『四つ葉の栞』を読んでくださり、本当にありがとうございました。

この物語は、「好き」というたった二文字が、どれほど伝えるのが難しいのかを描きたくて生まれました。

四つ葉のしおりから始まった二人の出会い。
本を通して交わした手紙。
言葉にならなかった想い。
そして、手話で伝えた「好き」。

人にはそれぞれ、伝え方があります。

声で伝える人もいれば、文字で伝える人もいる。
手話で伝える人もいれば、花やしおりに想いを託す人もいる。

どんな伝え方でも、大切なのは「あなたに届けたい」という気持ちなのだと思います。

美紗樹と蒼は、何度もすれ違い、遠回りをしました。

それでも諦めず、お互いを想い続けたからこそ、最後には同じ気持ちを伝え合うことができました。

もしこの物語を読み終えたあと、大切な人に「ありがとう」や「好き」という言葉を伝えたくなったなら、それが作者として何より嬉しいです。

あなたの毎日にも、小さな幸せを運ぶ四つ葉の栞がありますように。

最後までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

詩月麗