短編集〜甘々、逆ハー、無自覚、美少女、ヤンデレ、独占欲、クールいじめ、溺愛、嫉妬〜

 この世界では、
 誰でも3つ能力を持っているのが当たり前だが、
 そんな人達が異能力バトルをするわけでもなく、
 平和な日常を送る・・・送っていた。


 私は、勝恋(しょうこ)
 未来を予知する能力と、過去を見る過去視と、能力分析の3つを持っている。

 ある時、道に迷っていた。

「これは、これは、お嬢様ではないですか〜」

 声をした方を見ると、男の人がいた。

「君は?」

黒船(くろぶね)あぶきだ。
ここに来るということは、君も能力もちか?」

「・・・来てもらうように、呼んだのね」

 偶然を装うなんて、私には通らない。
 過去視と、未来予知で、こうなることは大体、予測できる。

「単刀直入に聞きたい。
目的を教えて?」

 なぜか、黒船さんは笑っていた。
 
「そんなこわい顔をしたら、可愛い顔が台無しになる。
目的なんてない。
ただ、君に会いたかっただけだ。

勝恋ちゃん」

 最後の一言に、私の警戒心は強まった。

「名前・・・」

 私は、冷静になろうとしながら、呟いた。

「名前が、どうかしたか?」

「名前を、どこでどう知っていくの?」

「名前はねえ、俺の能力でいくらでもわかるのだよ・・・」

 やっぱり、能力か。
 こいつの能力は、何?

 私は、すぐにわかった。

 能力は、自分がいない場所で今、
 何が起きているのか知ることができる。
 後は、怪物を生み出す能力と、
 他者の能力の探知。