右腕ではない。
もっと奥。
記憶の底から引きずり上げられるような痛みだった。
(あの時も……)
戦場だった。
数え切れないほどの魔物の大群に襲われ、
仲間と籠城していた古城に火をつけられた。
闇夜の中で燃える城壁。
崩れ落ちる石の音。
そして――叫び。
「レオン!!」
自分の名を呼ぶ声。
振り向いた瞬間、視界いっぱいに広がった黒い魔法陣。
「国を守るためだ」
誰かの声がした。
王でもなければ、魔物でもない。
もっと静かで、もっと冷たい声。
もっと奥。
記憶の底から引きずり上げられるような痛みだった。
(あの時も……)
戦場だった。
数え切れないほどの魔物の大群に襲われ、
仲間と籠城していた古城に火をつけられた。
闇夜の中で燃える城壁。
崩れ落ちる石の音。
そして――叫び。
「レオン!!」
自分の名を呼ぶ声。
振り向いた瞬間、視界いっぱいに広がった黒い魔法陣。
「国を守るためだ」
誰かの声がした。
王でもなければ、魔物でもない。
もっと静かで、もっと冷たい声。



