追放された自称悪役令嬢は落ちぶれた元騎士を拾って辺境に返り咲く

「『心配だから無理しないで』です!」

「違う」

「『怪我が悪化したら私が悲しい』!」

「違う!」

「『だから大人しく休んで』!」

「だから違うって言ってるでしょう!」

ミリアは満足そうに頷いた。

レオンは笑いを堪えきれていない。

「何がおかしいの」

「いや」

「笑った。バカにしてるの?」

「そうじゃない」

「感じ悪いわ」

「悪かったよ」

全然悪いと思っていない顔だった。

私はため息をつく。