追放された自称悪役令嬢は落ちぶれた元騎士を拾って辺境に返り咲く

翌日。

また馬車は進む。

さらに翌日も。

王都はどんどん遠ざかっていく。

道は狭くなり。

町は小さくなり。

人も減っていく。

そして七日目。

景色は一変した。

白。

どこまでも白い。

雪だった。

「ここから先が北辺です」

護衛の騎士が言う。

私は窓の外を見た。

荒野に降り積もる雪。

白く染まった森。

そして山。

王都とはまるで別世界だった。