両手を広げてながめていたけれど、やっぱり満点の星空でーーー責めようのないくらい綺麗な星が瞬いてるだけ。
ーーー流星群なんて……嘘じゃん。ーーー
今夜はニュースで、流星群がやってくるなんて話をしていたけど、全然やって来ない。
まるで、嵐の前の静けさのようにやって来なくてーーー。
ザワザワ。
風を切る音が聞こえてきた。
それは、空気全体を切るようなギリギリとなるような悍ましい音が。
その音が全体に広がるような音で、真上を見ると。
巨大なスターが浮いていた。
いや、浮いていたと言うよりもーーーゆっくり白い粉砂糖を振りまきながら上空を泳いでいるように見えた。
これはーーー瞬時にあの噂の流れ星だと。
直ぐ様手を折って、祈る。
「どうか………どうかこの失恋を忘れさせてください!!」
視界が歪んでーーー床に引きずり込まれる。
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