元いじめられっ子の悲劇

「真実がどうであっても、
ペングウィーノは、
私にとって、
大切な存在だよ。

だから、ペングウィーノに会いたいわ。
無事でいてほしい。

それ以上なんて、
望まない。

真実を突き止めるのは、やめるよ。
それが、私の役目じゃないもの」

「ふうん。
それが答えね。

でも、いい。
どっちを選んでも、
真実を知ることになる。

ペングウィーノの収入源とか、
わかってないでしょ?

それを気にしなくていいのは、
子供だから。

そう考えると、
子供って残酷」

 そう言って、
 女の子は姿を消した。

「えっと、どうしたらいい?
俺は」

 アユト君が、私に聞いて来た。

「ペングウィーノのことを、
捜したいけど、
危険なのよね?」

「うん」

「私に考えがあって、
ペングウィーノにいつでも会えるよう、
この世界と別の世界を繋ぐ狭間ってある?」

「あるよ」

「行ける?」

「行けなくはないけど、
危険だよ。
誰がくるかわからないし」

「それでもいい。
君が守ってくれるなら」

「信用されてるんだ。
じゃあ、そちらに向かうね」

 一瞬で、別の場所に移動した。

 ここに来てから、
 お姫様抱っこしていたアユト君は、
 私をおろしてくれた。

 だけど、ここで偶然にペンギンの姿をした・・・。

「ペングウィーノ?」

「ああ、1番来てほしくなかったところに・・・」

「え?」

 私は、恐ろしい光景を目にしてしまった。