このクズを誰にも渡したくない

天才型ってズルい・・・・・・。

・・・・・・あれ?

「渚はスマホちょっとピコンピコン鳴って光出てたから私分かったけどさ、何で渚は理が板書してないって分かったの?」

「ああ、俺前席替えする前佐々木の後ろの席だったんだよ。嫌でも視界に入る」

「確かに前の席後ろ陸くんだったね」

なるほどねぇ・・・・・・。

ちょっとおもしろくないなぁ・・・・・・。

「飛彩だって・・・・・・・・・・・・いや、ないな」

「私は渚と違ってちゃんとしてるんです〜」

私の弱味を探そうとしてた渚は見つからなかった。

「・・・・・・え?だって飛彩、そめ「理、教室戻ろ!」

理が言おうとしたことを間一髪止めることに成功した。

そして急いで理の手を引いて走る。

「飛彩ごめんって・・・・・・確かに今のは私がおちょくったせい・・・・・・」

走ってるのに息が絶えずに落ち着いた声色で言う理。

「違うし・・・・・・あいつのことなんか・・・・・・」

私は足を止めてそう言う。

「あいつって誰だよ」

後ろから聞こえるだけで誰の声かすぐに分かった。