このクズを誰にも渡したくない

「「あれ?染樹が振った?」」

そんなことを考えていると、後ろからひょこっと奏斗と渚が顔を出す。

「振ってねぇ・・・・・・」

奏斗と渚を睨みつける染樹。

「思春期を小学生に教えるのにピッタリの人間だなぁ・・・・・・」

渚に言われ、染樹はまた顔をそらす。

・・・・・・どうしたんだろう・・・・・・。

「「あ、分かった」」

すると、二人が声を合わせる。

「「自覚!」」

二人が目を合わせて笑顔で言った。

・・・・・・何を・・・・・・?

「じゃあな〜ほら陸、行くぞ」

「あ、オッケーじゃーねー」

そう言って渚と奏斗も離れていった。

「あ、渚!す・う・が・く!」

「うるさい!」

私は渚にそうとだけ言う。

「・・・・・・なぁ」