倉庫の扉が開き、真尋達が入ってくる。


那瑠「お、起きてる。」


綾人「昨日より顔色いいじゃん。」


真尋「ちゃんと飯食ったか?」


三人が自然に話し掛ける。

綺羅は少し戸惑いながらも、小さく頷いた。


綺羅「……まだ。」


真尋「じゃあ何か買ってくるか?」


綺羅「大丈夫。」


いつもの癖だった。

迷惑を掛けたくない。誰かに頼るのも苦手。だから反射的に断ってしまう。

そのやり取りを少し離れた場所から星那は静かに見ていた。

昨日なら、ここまで気にすることはなかった。

転校生。それだけだったのに今日は違う。

気付けば視線が綺羅へ向いている。

自分でも理由は分からなかった。