真央「それで。」


静かに顔を上げる。


真央「綺羅を落ち着かせたのは誰だ。」


その問いに倉庫の空気が張り詰める。

那瑠と綾人は顔を見合わせた。

真尋も答えようとしたが、その前に星那が小さく口を開く。


星那「……俺。」


真央はゆっくり星那へ視線を向けた。


真央「お前が?」


星那「うん。」


真央「どうやって。」


星那は少し考え、昼間の出来事を思い返す。


星那「後ろから目を隠して、もう大丈夫。ちゃんと生きてるって言った」


それだけだった。

真央は数秒、何も言わなかった。

やがて小さく笑う。


真央「……なるほど。」