真央「ビックリした!綺羅かよ。ノックくらいしろよ」


真央が驚いた顔でこちらを見る。口にはお菓子、机にもお菓子。理事長って忙しいんじゃないの?

こんな奴が理事長でこの学校大丈夫なのか?不安になってきた。

私の視線に気付いたのか真央は笑った。


真央「失礼な顔してるな?」


綺羅「してない」


真央「してただろ」


即答だった。変な所だけ鋭いんだからめんどくさいよな。

あきれた顔で見つめていると『こっちにおいで』って真央が手招きしてくるから大人しく傍まで行くとおおきな手が私の頭を優しく撫でた。

私もう子供じゃないんだけどって思うけど振り払うことはできなかった。

真央は昔からこうだった。

私が怒っても、喧嘩しても、家出しても、何も変わらなかった。


夜桜がいなくなってヤケになっていた時も。


ずっとーーー