柔らかな朝日がカーテンの隙間から差し込む。
小鳥のさえずりが静かな部屋に響いていた。
綺羅はゆっくりと目を開ける。
ぼんやりと天井を見つめたあと、昨夜のことを思い出した。
恋人になって初めて、一緒に眠った夜。
そう思いながら身体を起こそうとした、その瞬間。
綺羅「……あれ?」
動けない。視線を下へ向ける。
そこには安心しきった表情で眠る星那が、綺羅へぎゅっと抱きついていた。
腕もしっかり回されている。
綺羅は思わず笑ってしまう。
綺羅「もう……いつの間にこんな近くに来たの。」
昨夜はちゃんと少し距離を空けて寝ていたはずなのに。
寝相だけは正直らしい。
綺羅は優しく星那の前髪を撫でた。
綺羅「ほんと、可愛い。」
眠る星那は、小さく幸せそうに笑っていた。



