食器を洗い終えた二人は、ソファへ戻った。

綺羅はリモコンを手に取り、動画配信アプリを開く。


綺羅「映画でも観る?」


星那「うん。」


アクション。恋愛。コメディ。

いろいろ並ぶ作品を見ながら、綺羅は首を傾げる。


綺羅「何がいい?」


星那「綺羅が観たいやつ。」


綺羅「またそれ。」


星那は少しだけ笑う。


星那「一緒なら何でもいい。」


その一言に、綺羅は思わず頬を押さえた。


綺羅「……ほんと今日どうしたの。」


星那「?」


綺羅「そんなに甘かった?」


星那は少し考えて、小さく頷く。


星那「……我慢してた。」


綺羅は目を丸くした。


綺羅「え?」


星那「付き合う前は触りたくても我慢してた。」


綺羅の顔が一気に赤く染まる。


綺羅「そ、それ今言う!?」


星那は照れたように少し笑った。