公園を出る頃には、空はすっかり夜色へ変わっていた。

街灯がぽつぽつと灯り始め、二人の影が歩道へ並んで伸びる。

綺羅と星那は、恋人繋ぎをしたままゆっくり歩いていた。


綺羅「ねぇ。」


星那「?」


綺羅「付き合った実感ある?」


星那は少し考えたあと、小さく頷く。


星那「……ある。」


綺羅「どんな感じ?」


星那は繋いだ手を少しだけ見つめる。


星那「安心する。前よりもっと。」


綺羅は優しく笑った。


綺羅「そっか。」


星那「うん。もう離したくない。」


その言葉に綺羅は少し照れながら笑う。


綺羅「今日の星那、素直すぎる。」


星那は少し首を傾げた。


星那「駄目?」


綺羅「駄目じゃない。嬉しい。でも照れる。」