帰り道の途中、小さな公園が目に入る。

綺羅は懐かしそうに立ち止まった。


綺羅「少し寄っていく?」


星那は静かに頷く。

二人は公園のベンチへ腰を下ろした。

夕日が少しずつ沈み、空がオレンジ色から紫色へ変わっていく。

綺羅は空を見上げながら、小さく息を吐いた。


綺羅「こういう時間ってなんか幸せだね。」


星那は隣で静かに頷く。


星那「……うん。」


少し沈黙が流れる。

そのあと星那は遠慮するように綺羅を見る。


星那「……もたれていい?」


綺羅は思わず笑った。


綺羅「聞くんだ。」


星那は少し照れたように目を逸らす。


星那「恋人になったけどちゃんと聞きたい。」


その一言に、綺羅の胸が温かくなる。


綺羅「もちろん。おいで。」