星那「……綺羅がいなくなった時。」


綺羅は静かに顔を上げる。


星那「黒焔を探しに行って学校にも来なくなって。あの数日全然眠れなかった。」


綺羅の胸が痛む。

あの時、自分は復讐しか見えていなかった。

星那がどんな想いで毎日を過ごしていたのか、考える余裕もなかった。

星那は少しだけ苦笑する。


星那「眠れないのは昔からだった。でも、綺羅に会ってから眠れるようになってまた眠れなくなった。その時、気付いた。」


綺羅は黙って耳を傾ける。


星那「綺羅がいないと、おれ駄目なんだって。」


その言葉は、とても静かだった。

でも、綺羅の胸には誰よりも強く響いた。