星那は小さく笑った。

どこか自嘲するような笑みだった。


星那「でも、綺羅に会って全部変わった。」


綺羅は静かに星那を見つめる。


星那「初めて話した日も何で話しかけたのか分からない。あの時は、ただ気になった。それだけだった。」


少しだけ照れたように笑う。


星那「でも、気付いたら綺羅を探してた。屋上に行けばいるかなって。今日も会えるかなって。そんなこと考えるようになってた。」


星那はゆっくり綺羅を見る。

その瞳は、今まで見たことがないほど真っ直ぐだった。


星那「……綺羅に会ってからおれの世界が変わった。」


その一言に、綺羅の胸が熱くなる。

星那の本当の気持ちが、少しずつ溢れ始めていた。