それからだった。

気付けば教室でも倉庫でも無意識に綺羅を探していた。

綺羅が笑うと安心して綺羅が隣に座ると眠くなって、綺羅がいなくなると不安になった。

今までそんなこと、一度もなかった。

誰がいなくても何も思わなかった。

一人でも平気だった。

なのに綺羅だけは違った。

綺羅がいない数日間眠れなかったし苦しかった。

何をしていても落ち着かなかった。

そしてやっと見つけたと思った瞬間倒れてしまった。

星那は眠る綺羅の横顔を見つめ、小さく呟く。


星那「……綺羅。早く。目、開けて。」


その声は誰にも届かない。

それでも星那は願い続ける。

もう一度あの笑顔を見られることだけを。