「敵襲だぁ!!」


怒号が飛び交う。

黒焔の下っ端達が一斉に飛び出してくる。


真尋「那瑠!」


那瑠「任せろ!」


那瑠は飛び出してきた男を勢いよく蹴り飛ばす。

綾人も横から飛び込み、二人をまとめて地面へ叩きつけた。


綾人「綺羅!行け!!」


その声に綺羅は頷く。


綺羅「ありがとう。」


迷いなく奥へ駆け出す。

その背中を守るように、真尋達が次々と立ちはだかる下っ端を倒していく。


真尋「一匹も通すな!」


紫月「綺羅を皇蓮司のところまで行かせろ。」


星那は綺羅の少し後ろを走っていた。

視線はずっと綺羅だけを追っている。

もう二度と見失わないように。

もう二度と、一人にはしないように。