部屋の空気が少しだけ和らいだ頃。

星那はまだぼんやりしたまま綺羅へ寄り掛かっていた。

綺羅は背中を優しく支えながら、小さく笑う。


綺羅「無理しなくていいよ。まだ寝てて。」


星那は綺羅を見つめ、小さく頷いた。


星那「……うん。」


その返事を聞いて、真尋は静かに立ち上がる。


真尋「今日はもう解散しよう。星那も休ませたいし。」


那瑠「そうだな。」


綾人「綺羅もちゃんと休め。」


紫月は扉の前で立ち止まり、振り返る。


紫月「……綺羅。」


綺羅「ん?」


紫月「もう一人で抱え込むな。」


短い一言だった。

でも、その言葉には仲間としての想いが詰まっていた。

綺羅は少しだけ目を潤ませながら、小さく頷く。


綺羅「……うん。」


真尋達は静かに部屋を出て行く。

扉が閉まり、部屋には綺羅と星那、二人だけが残った。