その日も気付けば外は夕焼け色に染まっていた。

倉庫の窓から差し込む橙色の光が、部屋全体を優しく包んでいる。


真尋「そろそろ帰るか。」


真尋が立ち上がると、那瑠も大きく伸びをした。


那瑠「今日は腹減るの早かったな。」


綾人「それ、毎日言ってる。」


那瑠「毎日腹減るんだから仕方ねぇだろ。」


また始まった言い合いに、綺羅は小さく笑う。

星那もソファから立ち上がり、小さく欠伸をした。


星那「……ふぁ。」


綺羅は思わず苦笑する。


綺羅「さっきまで寝てたのに、もう眠いの?」


星那は少しだけ考えてから頷いた。


星那「眠い。」


その返事があまりにも星那らしくて、倉庫のみんなが笑った。


真尋「お前は一日中眠いな。」


星那「うん。」


真顔で返す星那に、さらに笑いが広がる。

そんな穏やかな空気を見て、綺羅は胸の奥が少し温かくなるのを感じていた。