翌日。

授業を終えた綺羅は、いつものように倉庫の扉を開けた。


真尋「お、綺羅来た。」


那瑠「腹減ったー。」


綾人「昨日も同じこと言ってたぞ。」


那瑠「昨日とは違う腹減りなんだよ。」


その一言で倉庫に笑いが広がる。

綺羅も「なにそれ」と笑いながらソファへ腰を下ろした。

紫月は窓際にもたれ、本を読んでいる。

真尋達はカードゲームの準備を始めた。

その時、扉がゆっくり開く。


星那「……ただいま。」


眠そうに欠伸をしながら入ってきた。

目の下には少しだけ薄い隈がある。

綺羅は自然と星那を見る。


綺羅「今日も眠そう。」


星那は欠伸を噛み殺しながら頷いた。


星那「……眠い。」


そのままソファへ座る。

座った途端、小さく息を吐いた。

綺羅は昨日のことを思い出して、少しだけ笑う。


綺羅「昨日あんなに寝たのに?」


星那は少しだけ考え込む。

そして眠そうなまま答えた。


星那「……寝た気しない。」


その言葉だけが、綺羅の胸に少し引っ掛かった。