午後の授業を終え、綺羅と星那はいつものように倉庫へ向かった。

扉を開けると、真尋達はもう集まっている。


真尋「お、来た来た。」


那瑠「今日は先生に当てられなかったか?」


綺羅「今日は大丈夫だったよ。」


綾人「今日は、な。」


三人が笑う。

紫月はソファへ腰掛けたまま、本から目を離さず小さく口を開いた。


紫月「平和が一番だ。」


その言葉に綺羅は小さく笑う。

鞄をソファの横へ置き、みんなと他愛もない話をしながら時間が過ぎていく。

真尋達はカードゲームを始め、綺羅はその様子を眺めながら笑っていた。

ふと視線を向ける。

部屋の端のソファへ座っている星那が、小さく欠伸をした。


星那「……ふぁ。」


眠そうに目を擦る。

コクッ。

また小さく頭が揺れた。

綺羅は思わず苦笑する。


綺羅「眠いなら寝たら?」


星那は眠そうな目のまま頷く。


星那「……うん。」


そう返事はしたものの、寝ようとはしない。

ただぼんやりと座ったまま、またコクッと頭を揺らした。