真央「琉羽が亡くなってから綺羅は街から姿を消した。誰にも会わなくなった。喧嘩もしなくなった。月華は、その日を最後に消えた。」
真尋「……。」
那瑠「だから誰も見たことなかったのか。」
真央は小さく頷く。
真央「俺も何度も会いに行った。でも部屋から出てこなかった。話もしてくれなかった。ずっと一人で、琉羽のことだけ考えてた。」
綾人は小さく息を吐く。
綾人「だから高校にも行ってなかったのか……。」
真央「あぁ。だから俺は綺羅を月ヶ瀬へ入れた。少しでも普通の高校生活を送ってほしかった。少しでも笑えるようになってほしかった。そのために、黒焔のことは黙ってた。」
真央は苦しそうに笑う。
真央「全部、俺の勝手な判断だった。」



