真央「でも綺羅は諦めなかった。」


約束なんて守れなかった。

嫌な予感しかしなかった。

だから夜桜の後を追った。


真央「現場へ着いた時には、もう始まってた。」


廃工場の中では鉄のぶつかる音、怒鳴り声。

そして何十人もの黒焔。

真尋達は息を呑む。


真央「夜桜は一人で戦ってた。」


真正面から向かってくる相手を次々倒していく。

何人倒しても。

また新しい敵が出てくる。

それでも夜桜は止まらなかった。


那瑠「……一人で。」


真央は静かに頷く。


真央「夜桜は勝ってた。真正面なら。皇蓮司も勝てないくらいにな。」


その一言が、黒焔の卑劣さを物語っていた。